祖国革新党、曺国代表をはじめ実刑判決を受けた二人が比例出馬

黄雲夏前議員は不出馬宣言翻す

 控訴審で実刑を言い渡された曺国(チョ・グク)祖国革新党代表が、総選挙に比例代表で出馬する。総選挙不出馬を宣言して進歩(革新)系最大野党「共に民主党」を離党し、祖国革新党に合流した黄雲夏(ファン・ウンハ)議員も、比例代表を申請した。

【写真】曺国スキャンダル検証本著者「いまだに韓国社会は曺国を知らない」

 曺代表は11日午後、フェイスブックを通して「党に比例代表候補として申請した」と明かした。続いて「党代表であると同時に比例代表候補なので、私が候補申請のプロセスに関与したら利益相反が発生しかねない」として「党事務総長に比例代表候補申請関連の事務は一切報告するなと指示した」と伝えた。

 民主党を離党して祖国革新党に合流した黄雲夏議員(当選1回、大田中区)も、比例代表出馬の意思を明らかにした。黄議員はフェイスブックに「きょう(11日)比例代表候補として申請した。新生政党である祖国革新党に議政活動の経験ある議員が必ずいるべきだと判断したから」と書き込んだ。黄議員は民主党を離党する前の2月26日、「私の決断で党指導部が負担を減らし、党が団結する様子を見せてほしい」として総選挙不出馬を宣言していた。

 これに関して黄議員は最近、本紙の電話取材で「大田で再選はしないという話であって、総選挙自体に出馬しないという意味ではなかった」とし「党の要請があれば比例代表に出馬するだろう」と語っていた。警察出身者の黄議員は昨年11月、「大統領府下命捜査および蔚山市長選挙介入事件」の一審で懲役3年の実刑を言い渡されている。

キム・テジュン記者

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  • ▲3月8日、共に民主党を離党して祖国革新党に入党した黄雲夏議員(写真左)が、ソウル市汝矣島の同党党舎で開かれた入党式典で曺国代表と握手をしているところ。/ニュース1

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