日本の有名セクシー女優、小倉由菜さんが、大邱市内の西門市場で中国製の毛皮の帽子を10万ウォン(約1万1000円)以上の値段で購入し、「ぼったくり」だと論議を呼んでいる。
【写真】20万ウォン→13万ウォンに値切った小倉さん、「メイド・イン・チャイナ」にがく然
各種SNS(交流サイト)やインターネットのコミュニティーサイトには2月29日、「大邱の市場で日本のセクシー女優が詐欺に遭った」という内容の投稿が拡散された。投稿は、小倉さんが2月19日に自身のYouTubeチャンネルで公開した「韓国の伝統市場に初めて行った日本人」と題する動画に関する内容が書かれている。
小倉さんは韓国で知名度が高いセクシー女優だ。昨年、コメディアンのタク・ジェフンのYouTube番組に出演し、再生回数1100万回を記録した。また、第31回大韓民国文化芸能大賞でEMN芸能賞を受賞している。
19日の動画で小倉さんは、大邱の西門市場を訪問。市場をあちこち歩いた小倉さんは、帽子を買いたいといって、ある店を訪れた。小倉さんが猫の耳の形をした毛皮の帽子を見つけると、店の主人は華やかな色の毛皮の帽子を小倉さんに勧め、ミンクの帽子だと説明した。
これに小倉さんは興味を示し、価格を尋ねると、店の主人は20万ウォン(約2万2000円)と答える。価格に驚いた小倉さんと店の主人の間で駆け引きが続いた末、小倉さんは結局13万ウォンで帽子を購入した。
動画の制作陣はこのとき「これ、本物のミンクですか?」と尋ね、店の主人は「はい、本物のミンクです」と答えた。帽子のタグを確認した小倉さんは「メイド・イン・チャイナだ」と言った。その後、動画は小倉さんが帽子を被って笑顔を見せるシーンで終わっている。
動画が公開されると、インターネットでは市場の商人が外国人である小倉さんに法外な価格で売ろうとしたのではないかとの疑惑が持ち上がった。ネットでは「あんな帽子が20万ウォンもするわけがない」「あの帽子が13万ウォンで売っているのを見ると、俺の顔が赤くなってくる」などの反応がみられた。
一部では、小倉さんが購入したとみられる帽子のインターネットでの販売価格を調べ上げる人もいた。ある海外のネットショップでは、この帽子が4万ウォンほどで売られていた。
これより前、外国人観光客が多いソウルの広蔵市場でもぼったくり騒動があった。1万5000ウォンのチヂミ盛り合わせを頼んだところ、ひどく少量だったり、何の説明もなしにより高いメニューを出してきたりしたという。商人の一部がカード決済を拒否し、現金決済に誘導するという指摘も出続けている。
キム・テホ記者