三一節(1919年3月1日の三一独立運動を記念する日)連休に日本行き路線の予約率が90%をはるかに上回っていることが分かった。日本のほか、東南アジアなどの短距離路線も満席に近い予約率を記録した。格安航空会社(LCC)各社では今年1-3月期終盤の特需を期待している。
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韓国の航空業界関係者が3月1日に明らかにしたところによると、今年の三一節連休の日本路線予約率は90%台半ば-後半を記録しているという。日本への旅行需要は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行する直前の2019年までは「ノージャパン(日本製品不買)運動」の影響で急減していたが、昨年からは韓日関係改善や円安で爆発的に増加している。
航空会社別の予約率現況を見ると、ティーウェイ航空の熊本、大阪、福岡、沖縄路線は先月29日の予約率が99%-100%と満席だった。3月1日-3日の東京路線の予約率は94%だった。ジンエアーも福岡、大阪、東京路線の予約率が最も高かった。
チェジュ航空は仁川-松山路線が連休期間中に満席になっている。同社の関係者は「日本路線が最も人気が高く、全路線の平均予約率は90%前半だ。短い連休でも海外旅行に行く傾向が定着しつつある」と語った。イースター航空は日本路線のうち成田・大阪・福岡路線の予約率が95%以上を記録した。
東南アジアや中国語圏を訪れる観光客も多い。チェジュ航空は仁川-コタキナバル、仁川-ボホール、大邱-セブ、釜山-セブ、務安-バンコク路線が予約率100%に近いと明らかにした。ティーウェイ航空はコタキナバル、ボラカイ、ダナン路線の予約率が98%、高雄は93%の予約率だった。イースター航空は仁川-台北路線の3月1日の予約率が満席だと明らかにした。
韓国の航空業界関係者は三一節や旧正月連休がある今年1-3月期には安定した実績を保つものと期待している。主なLCCのチェジュ航空、ティーウェイ航空、ジンエアーはいずれも昨年、再び売上1兆ウォン(約1120億円)を記録した。他のLCCも昨年、過去最高実績を挙げた。
ユン・イェウォン記者