ソウル主要病院の院長ら 職場離脱した研修医に復帰呼び掛け

【ソウル聯合ニュース】韓国政府が医師不足などの対策として打ち出した大学医学部の入学定員増に反発して専攻医(研修医)たちが辞表を提出し職場を離脱したことに対し、ソウルの主要病院の院長らが専攻医に職場に戻るよう呼び掛けていることが29日、分かった。

 業界関係者によると、「ビッグ5」と呼ばれるソウルの大型病院の一つ、サムスンソウル病院の朴丞愚(パク・スンウ)病院長はこの日、専攻医らに対し、医師として患者のことを考えた上での行為であることは理解しているが、今は職場に戻って、患者のそばでその心を表現してほしいなどと呼び掛けた。

 ビッグ5は同病院とセブランス病院、ソウル大学病院、ソウル峨山病院、ソウル聖母病院。

 セブランス病院長、江南セブランス病院長、竜仁セブランス病院長も専攻医に「セブランス専攻医の皆さんへ」というメールを送り、「もう病院に戻るべきときだ」と伝え、職場への復帰を要請した。また医師として患者に寄り添いながら、今回の事態を解決するための知恵を集めようと呼び掛けた。

 28日にはソウル大学病院長、盆唐ソウル大学病院長も所属する専攻医全員に携帯電話のショートメッセージと電子メールを送って職場への復帰を要請した。

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