韓国の小学校 157校で今年の新1年生「ゼロ」

【ソウル聯合ニュース】少子化が進む韓国で、2024年度の小学校入学者数は40万人を割り込む見通しだ。3月の新学年度を控え、教育部は26日、今年就学予定の児童が一人もいない小学校が全国で計157校(今月20日時点)に上ると明らかにした。

 

 新1年生がいない小学校の数を地域別にみると、全羅北道が34校(休校の2校含む)で最も多く、慶尚北道が27校、江原道が25校、全羅南道が20校、忠清南道が14校、慶尚南道が12校、忠清北道が8校の順。首都圏の仁川市が5校、同じく京畿道が4校で、済州道が4校、大邱市が3校、釜山市が1校となっている。ソウル市と光州市、大田市、蔚山市、世宗市はそれぞれ入学予定者がいる。

 少子化に伴い学齢人口が減っている。教育部によると、今年の小学校入学予定者は36万9441人で、昨年度の小学1年生の児童数40万1752人(4月1日時点)を下回る。

 韓国教育開発院が公表した資料では、1年生の児童数は25年に31万9935人、26年は29万686人と、さらに減少すると予想される。

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