【NEWSIS】日本の「囲碁の神童」仲邑菫(なかむら すみれ)三段(14)が来月、韓国でデビュー戦に臨む。日本のプロ棋士が韓国に移籍するのは仲邑三段が初めてで、今年3月から韓国棋院の客員棋士として活動する。
仲邑三段は19日に行われた第5期ソパルコサノル最高棋士決定戦の対戦抽選式で、同決定戦スポンサー企業からシード権を得た。韓国棋院が23日に明らかにした。仲邑三段は来月3日、ソパルコサノル最高棋士決定戦の本選リーグで李昌錫(イ・チャンソク)九段と対戦する。
シード権付与を決めた同決定戦スポンサー企業インフォベルのシム・ボムソプ会長は「韓国に移籍することになった仲邑三段が最高棋士決定戦で韓国最高棋士と対局機会を持つことは、やや低迷している日本の囲碁界にも一つの活力になると期待している。かつては韓国から日本に囲碁留学をしていたが、今は反対の状況になった。仲邑三段は韓日囲碁界のバランスの取れた発展において架け橋の役割をしてくれると思う」と語った。
仲邑三段は「シード権をくださったインフォベルに感謝している」と韓国でデビュー戦を行う感想を述べた。その上で、「強い選手たちが出場する最高棋士決定戦に参加できてとてもうれしい。良い囲碁が打てるように一生懸命準備して対局に臨む」と語った。
シン・ヒョリョン記者