【ソウル聯合ニュース】韓国の専攻医(研修医)が、大学医学部の定員を増やす政府方針に反発し、職場を離脱していることを巡り、大韓医師協会の非常対策委員会は22日、記者会見を開き、患者を人質にしてこのような事態を招いたのは医師ではなく政府だとし、3月3日に全国医師総決起大会を開くと発表した。
同協会の朱秀虎(チュ・スホ)非常対策委広報委員長は「いくら追い詰めても医師たちは患者のそばを離れることができないという政府の傲慢(ごうまん)がこの事態を作ったと確信する」と強調した。また、総決起大会を3月10日に行う予定だったが3月3日に変更したと説明した。
朱氏は大学医学部の入学定員を2025年から2000人増やすという政府方針には根拠がなく、定員増を巡り政府と医師協会が数回にわたり協議したという政府側の説明は「偽り」であると主張した。