文・前大統領は平素、ソーシャルメディアのアカウントを利用する際、自分で直接「いいね」を押しているわけではないという。「デジタル疎通センター」という別途のソーシャルメディア管理チームを置き、そこを通して1段階フィルタリングをした後に行っている。
これに関して文・前大統領は「文章をスクロールしていて単純ミスで『いいね』を押したこともあり得るし、愛猫が(スマートフォンの)近くで遊んでいてそうなったこともあり得る」とし「今は『いいね』を取り消した状態」と伝えた。
文・前大統領はかつて、フェイスブックに「ツイッターにいいねを付けている犯人。ついに見つけた」と書き込んで、自分が飼っているネコ「チンチン」がタブレットPCの上に乗っている写真をアップロードしたこともある。
無所属の金南局(キム・ナムグク)議員も、フェイスブックで文大統領の「いいね」論争について言及したことがある。22年12月1日、文・前大統領と会って戻ってきた尹建永(ユン・ゴンヨン)議員から聞いた話だとしつつ、次のように書き込んだ。文・前大統領が直接行った「釈明」と似ている内容だ。
「文在寅大統領ははフォロワーが非常に多いので、連続で『いいね』を付けてまた取り消すというケースがしばしばあり、愛猫チンチンがタブレットの上に乗って誤って押すケースもあるといいます。そのお言葉を聞いて、完全に共感すると申し上げました。私もツイッターやフェイスブックの内容を全部は読まずに反復的に『いいね』を押し続ける場合が多くありました」
金議員は「ささいなハプニングかつミスが、私たち民主党内部の対立と分裂の種になってはならない」とし「お二人の関係を疑う必要は全くない。李在明代表は大統領選候補として、また党代表として常に低姿勢で謙虚に働いており、誰よりも文在寅大統領を尊敬し愛している」とも書き込んだ。
キム・ミョンジン記者