【ソウル聯合ニュース】サッカー韓国代表のアジア・カップ期間中の内紛騒動を巡り、李剛仁(イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン)が21日、自身のインスタグラムを更新し、英国・ロンドンを訪れて主将の孫興ミン(ソン・フンミン、トットナム)に謝罪したことを報告した。
李はアジア・カップ準決勝(ヨルダン戦)前日の5日の夕食時間、一部の選手たちと卓球をした。孫が注意し、反発した李ともみ合いになった。孫が李の胸ぐらをつかみ、李は拳を振った。
騒動は韓国のサッカーファンに衝撃を与え、李の代表追放を求める声も出ている。李は14日、自身のSNSで謝罪していたが、批判は収まらなかった。
李はこの日、「アジア・カップで私の短絡的な考えと軽率な行動により、フンミンさんをはじめとするチーム全体とサッカーファンの皆さんに大きな失望を与えてしまった」と謝罪。「フンミンさんにとってどれほど切実な大会であったかを頭では知っていたが、心と行動ではその切実さを十分に理解できなかった部分から全ての問題が始まったと思う」として、「特にフンミンさんがキャプテンとして、兄として、またチームメイトとして団結のために私にしたアドバイスに耳を傾けず、私の意見ばかりを主張した」とつづった。
また、「あの日、あってはならない行動をした。今振り返って考えても絶対にあってはならない行動だった。深く反省している」と自身の非を認めた。ほかの代表メンバーにも謝罪したといい、「先輩や同僚に接するとき、私の言動に配慮と敬意が足りなかったことを深く反省している」とし、「より正しい態度と礼儀を身につけることを約束した」と伝えた。
そのうえで、「過分な期待と声援を受けたにもかかわらず、韓国代表選手として持つべき模範的な姿と本分から逸脱し、サッカーファンの皆さんに失望を与えてしまったことを改めてお詫びする」とファンに向けても頭を下げた。