釜山の超高層ビル「LCT」99階から外国人2人がパラシュート降下…警察が行方追う

　釜山市海雲台区にある101階建て超高層ビル「LCT（エルシティ）」の99階から外国人と推定される男2人がパラシュートなどを使って飛び降りたことが確認され、警察が捜査に着手した。

【写真】釜山・海雲台地区にある101階建ての超高層ビル「LCT」

　釜山海雲台警察署は18日、「住居侵入容疑で外国人と推定される男2人の行方を追っている」と発表した。2人は15日午前7時ごろ、釜山市海雲台区の海雲台海水浴場の東端にあるLCTに侵入した容疑が持たれている。

　同署は「『LCTから誰かがパラシュートで飛び降りた』という通報を受けて直ちに出動したが、既に立ち去った後で、確認できなかった」と述べた。2人はビル内のマンション管理人の目を逃れて貨物専用エレベーターに乗り、LCTの展望台がある99階まで上がったことが分かった。

　LCTは高さ411メートル、地上101階建てと85階建てのマンション2棟など3棟からなる。101階建てビルにはシグニエル・ホテル、レジデンス階、展望台などが入っている。展望台は98－100階にある。2人はパラシュートで99階から飛び降りたものと推定されている。同署は、2人が全世界の有名高層ビルなどからパラシュートで降下する「ベースジャンピング」の専門家だとみている。

　LCTの101階建てビルでは2019年にもロシア人2人が降下して住居侵入により罰金刑を言い渡された。当時も騒動になり、このロシア人2人は出国停止処分を受けた後、罰金500万ウォン（現在のレートで約56万円）を払って出国した。このロシア人2人は自国に戻った後、自分たちの交流サイト（SNS）アカウントに降下の様子を撮影した動画や写真を掲載した。

パク・ジュヨン記者