◇ソウルの主要5病院 研修医全員が退職届提出へ
ソウルにある五つの大型病院に勤務する専攻医(研修医)全員が、政府が発表した大学医学部の入学定員増に反発して退職届を提出する方針を固めた。19日までに退職届を提出し、20日午前6時以降は勤務しない。専攻医らでつくる大韓専攻医協議会が16日、伝えた。専攻医は救急診療の当直の中軸であり、一斉に現場を離れれば「医療の空白」が生じ、患者に多大な不便となる恐れがある。
◇済州沖で貨物船沈没 11人全員救助
南部・済州島の西帰浦港沖で15日夜、船員11人が乗っていた貨物船(1959トン)が沈没する事故があった。海洋警察が貨物船の通報を受けて出動し、16日未明、韓国人2人とミャンマー人6人、インドネシア人3人の船員全員を救助した。貨物船は鉄板を積載し、15日午前に南部・光陽港を出航したが、原因不明の浸水事故があったという。
◇再び氷点下の寒さに 全国的に晴れ
16日は全国的に朝の気温が氷点下に下がり、寒くなった。同日午前5時時点の主要地域の気温はソウルが氷点下1.2度、仁川が氷点下1.3度、水原が氷点下3.2度、春川が氷点下1.3度、江陵が氷点下0.5度、清州が0.2度、大田が氷点下1.2度、全州が氷点下0.6度、光州が氷点下0.6度、済州が4.8度、大邱が2.9度、釜山が2.8度、蔚山が2.2度、昌原が2.3度などとなっている。最高気温は5~11度の予報。気温は平年(最低気温氷点下8~2度、最高気温4~10度)並みだが、前日に比べると5~10度低い。全国的におおむね晴れるが、江原道と忠清北道、慶尚道では曇りのち晴れとなる見込みだ。
◇韓国の中古車 中央アジア経由しロシアへ大量流入
自動車業界と中央アジア現地の消息筋によると、昨年韓国からカザフスタンとキルギスに輸出された国産車がロシアに大量に流れ込んでいることが分かった。大半は中古車だという。韓国政府が5万ドル(約750万円)以上の乗用車を輸出禁止品目に指定するなど国際社会の対ロシア制裁に参加しているなか、このような「迂回(うかい)輸出」への対策が必要だとの声が上がっている。産業通商資源部の関係者は「この事案と関連して最近捜査が行われていると承知している」として、「国内業者が中央アジアに輸出した車両がロシアに流入する場合、業者は対外貿易法違反の疑いで捜査対象になる可能性がある」と述べた。