韓国 きょうのニュース(2月15日)

◇クリンスマン監督解任の公算大 韓国サッカー協会強化委が申し入れ

 大韓サッカー協会の戦力強化委員会は15日、優勝候補に挙げられながら準決勝で敗退した韓国代表の先のアジア・カップの結果などを議論し、クリンスマン監督の更迭を協会に申し入れたと発表した。協会の執行部が近く最終的な判断を下す見通しだ。昨年2月末に就任したクリンスマン監督はわずか1年で解任される公算が大きくなった。大韓サッカー協会のファンボ・グァン技術本部長は記者会見で、「さまざまな理由でクリンスマン監督がこれ以上リーダーシップを発揮できないという判断があり、交代が必要という意見で一致した」と明らかにした。

◇医学部定員増巡る医師の団体行動 政府「可能性高くない」

 大学医学部の定員増を巡り、専攻医(研修医)の団体や大韓医師協会による反対闘争が本格化する兆しを見せるなか、保健福祉部は医師団体の全面的な団体行動が実際に起こる可能性は低いとして、発表した定員増の規模や開始時期は変わらないとの立場を示した。朴敏守(パク・ミンス)保健福祉部第2次官は15日の定例会見で、「政府は国民の生命と健康が脅かされる状況を絶対に作らない」として「今後、全面的な大規模ストライキ(団体行動)が現実化する可能性は高くないとみている」と述べた。

◇サッカー李剛仁 孫興ミンを殴ったとする報道に「事実と異なる」

 サッカー韓国代表の李剛仁(イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン)と主将の孫興ミン(ソン・フンミン、トットナム)がアジア・カップ準決勝の前日に口論してもみ合いになったとする報道を巡り、李剛仁の代理人は声明を出して「李剛仁が孫興ミンの顔を殴ったという内容は事実と異なる」と主張した。代理人は「メディアの報道のうち事実と異なる内容があたかも事実であるかのように拡大再生産されている」として「事実でない内容について訂正したい」と述べた。

◇キューバとの国交樹立 北朝鮮に「相当な打撃」

 大統領室の高官は15日、北朝鮮の友好国であるキューバと外交関係を樹立したことについて、記者団に「過去の東欧圏諸国を含め、北の友好国だった対社会主義圏外交の完成版」と評価した。同高官は「歴史の流れの中で大勢がどのようなものなのか、そしてその大勢が誰にあるのかを明確に示したもの」と述べた。また、キューバが北朝鮮の「兄弟国」とも呼ばれたことについて、「正しい表現だ。そのため、北としては相当な政治的・心理的な打撃が避けられないとみられる」との認識を示した。

◇韓国軍 金正恩氏のNLL否定に「変わらぬ海上境界線」

 軍合同参謀本部のイ・ソンジュン広報室長は15日の記者会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を否定したことについて、「NLLはわが軍の変わらない海上境界線」と改めて強調した。北朝鮮の朝鮮中央通信によると、金正恩氏は14日に実施された新型地対艦ミサイル「パダスリ(みさご)6」の発射実験を視察し、NLLは国際法的な根拠がないとして、黄海のNLLに近い韓国領の延坪島や白○島(○=令に羽)の北側の国境線水域で軍事態勢を強化するよう指示。韓国側が船舶の取り締まりや海上巡視などの口実で戦闘艦船を北朝鮮側の水域に侵犯させて主権を深刻に侵害していると主張した。

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