徴用被害者描く演劇「ほうせん花」 韓国・光州で上演へ

【光州聯合ニュース】日本の平演会(愛知・県民の手による平和を願う演劇の会)が24日に韓国南西部、光州のピッコウル市民文化館で日本による植民地時代の韓国人徴用被害者を題材にした演劇「ほうせん花III~記憶と継承~」を上演する。

 同作品は平演会が2022年9月に名古屋で公演を行った「ほうせん花2022~つなぐ…記憶と継承~」をベースにした。「ほうせん花2022」は2003年上演の「ほうせん花―朝鮮勤労女子挺身隊―」の続編として上演され、観客数が1000人を超えるなど好評だった。

 ピッコウル市民文化館を運営する光州文化財団は昨年3月、徴用被害者を支援する韓国の団体「日帝強制動員市民の集まり」、日本の市民団体「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」と「ほうせん花III」の光州公演に向けた業務協約を結んだ。

 同財団のキム・ヨソン代表理事職務代行は「光州公演を機に過去のつらい歴史を共に治癒し、平和と繁栄の道を模索するきっかけになることを願う」と述べた。

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