◇医学部定員増 医師団体は団体行動に慎重姿勢
専攻医(研修医)らでつくる大韓専攻医協議会は大学医学部の入学定員増に反発し、12日に開いた臨時代議員総会で非常対策委員会体制に転換することを決めたが、団体行動については慎重な姿勢を示した。政府は専攻医らが直ちに団体行動を行う意思を表明しなかったことに胸をなで下ろしているが、集団休診などのストライキや集団辞職にいつ乗り出してもおかしくないとして状況を注視している。一部では、専攻医らが病院との再契約を拒否するなど法的枠組み内での闘争を模索しているとの話も出ている。
◇尹大統領「税制恩恵など支援策を」 企業の出産奨励金を歓迎
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は13日、一部の企業が従業員に出産奨励金を支給するなど、企業の間で少子化対策の取り組みが広がっていることを「大いに励まされる」としながら、「企業による自発的な出産支援が活性化するよう、税制の恩恵など多様な支援策を直ちに講じてほしい」と指示した。住宅事業を手掛ける富栄グループが先ごろ、出産奨励金として2021年以降に生まれた約70人の社員の子どもについて、1人当たり1億ウォン(約1130万円)を支給し話題を呼んだ。
◇文前政権の法相・曺国氏 新党結成を表明
曺国(チョ・グク)元法務部長官が4月の総選挙に向け、新党を結成すると表明した。文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の側近だった曺氏は娘と息子の不正入学に絡む業務妨害や職権乱用罪などに問われ、8日の控訴審判決で懲役2年を言い渡されたが、逃走の恐れは低いとして身柄は拘束されなかった。曺氏は選挙区と比例代表のどちらで出馬するかについて「私個人が勝手に決めることはできない」として「政党を作ってから同志や友人たちと議論し(出馬方法を)決める」と述べた。
◇新党4党が合併した「改革新党」 元与党代表「第3の勢力に」
与野2大政党を離党した政治家らが結成した新党4党が合併した「改革新党」の共同代表を務める与党「国民の力」元代表の李俊錫(イ・ジュンソク)氏は13日、国会議員会館で開かれた最高委員会議に出席し、「国民が望む最も積極的な改革は、尹錫悦大統領と(革新系最大野党)『共に民主党』の李在明(イ・ジェミョン)代表の意味のない競争の終結」として、「最も鮮明な野党として浮上し、第3の勢力になる」と述べた。
◇クリンスマン監督の進退 サッカー協会が議論
サッカーの韓国代表がアジア・カップ準決勝で敗退したことを受け、大韓サッカー協会が元選手の役員による自由討論形式の会議を開き、クリンスマン監督の進退を話し合った。協会によると、この会議は今週開催予定の戦力強化委員会に先立ち、アジア・カップでの韓国の戦いぶりと国内で高まるクリンスマン氏更迭論に対し、元選手の役員から意見を聞くために開かれた。クリンスマン氏が指揮する韓国(世界ランキング23位)は、カタールで開催されたアジア・カップで64年ぶり3回目の優勝を目指したが、今月7日(日本時間)の準決勝でヨルダン(同87位)に0―2で敗れた。
◇ソウルでカルグクスが千円台に 外食価格の値上がり止まらず
代表的な外食メニューの一つである麺料理のカルグクスの価格が、ソウルで初めて9000ウォン(約1010円)台に値上がりしたことが分かった。韓国消費者院の価格情報総合ポータルサイトによると、ソウルでは1月時点で代表的な外食メニュー八つのうちカルグクス、冷麺、ビビンバの3品目の価格が前月比上昇した。ソウルのカルグクスの価格は22年3月に8000ウォンを上回り、昨年8月から12月まで5カ月連続で8962ウォンを維持したが、今年1月には9038ウォンに値上がりした。