クリンスマン韓国代表監督の進退 サッカー協会が議論

【ソウル聯合ニュース】サッカーの韓国代表がアジア・カップ準決勝で敗退したことを受け、大韓サッカー協会は13日、元選手の役員による自由討論形式の会議を開き、クリンスマン監督の進退を話し合った。

 協会によると、この会議は今週開催予定の戦力強化委員会に先立ち、アジア・カップでの韓国の戦いぶりと国内で高まるクリンスマン氏更迭論に対し、元選手の役員から意見を聞くために開かれた。

 クリンスマン氏が指揮する韓国代表(世界ランキング23位)は、カタールで開催されたアジア・カップで64年ぶり3回目の優勝を目指したが、今月7日(日本時間)の準決勝でヨルダン(同87位)に0―2で敗れた。孫興ミン(ソン・フンミン、トットナム)や李康仁(イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン)ら史上最強とされるメンバーを擁しながらも相手を圧倒するプレーが見られず、ファンを失望させた。

 敗退後にはクリンスマン氏に向け、「欧州で活躍するスタープレーヤーの実力を生かせなかった」「目標達成に失敗したにもかかわらず笑顔を見せた」といった非難が殺到した。

 クリンスマン氏の解任を求める声に、協会は12日に技術本部長と戦略強化委員長が会合し、続いてこの日、元選手の役員を集めた。鄭夢奎(チョン・モンギュ)会長は同席しなかった。

 クリンスマン氏は昨年2月に韓国代表監督に就任した。前任のベント氏も在任中は「融通がきかない」と批判されたが、22年のワールドカップ(W杯)カタール大会で目標の決勝トーナメント(16強)進出を果たし、世間の評価は「粘り強い」に変わった。同大会を最後に韓国代表監督を退き、その後アラブ首長国連邦(UAE)代表監督に就いた。

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