【ソウル聯合ニュース】韓国の大学医学部の入学定員増に反発して医師側がストライキなどの団体行動を起こそうとしていることに対し、大統領室は12日、自制を促した。
大統領室の高官は記者団に、大学医学部の入学定員についてはずいぶん前から議論があったものの、なかなか前進しなかったと説明。入学定員増の決定に反対する医師側が団体行動に乗り出すことには「名分が無いのではないかと思う」と述べた。
また、これまで政策を実行しようとするたびにさまざまな理由でタイミングを逃してきたとし、今回は「引き返せない状況まで来た」との認識を示した。
医師不足の解消に向け、政府は6日、大学医学部の入学定員を2025学年度から従来の3058人を5058人に増やすと発表した。大韓医師協会はこれに反対しており、15日に16広域自治体の医師会で決起大会を開催する予定だ。救急医学科の専門医らも団体行動に賛同する考えを示している。