サムスントップ「大胆な投資必要」 無罪判決後の海外出張で

【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスングループの経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子会長が旧正月(今年は2月10日)連休中にマレーシアを訪れ、南西部スレンバンにあるグループ傘下・サムスンSDIの生産法人でバッテリー(電池)事業を点検した。サムスン側が12日明らかにした。李氏はグループの経営権継承を巡る不正に関わった罪に問われており、このほど一審で無罪判決を受けた。マレーシア訪問は、同判決後初めて公にされた業務スケジュールで、今年最初の海外出張となった。

 李氏は9日にマレーシア入りし、スレンバンに移動。サムスンSDIの生産会社で事業の現況について報告を受けた。バッテリー第1工場の生産状況を把握し、2025年完成を目指す第2工場の建設現場も見て回り、「難しいからといって萎縮することなく、大胆に投資しなければならない」と述べた。

 10日は同国首都のクアラルンプールでサムスン電子のスマートフォン事業を確認し、同社をはじめとするグループ各社の駐在員とも懇談した。

 同氏は一審判決翌日の6日にアラブ首長国連邦(UAE)首都アブダビ行きのチャーター便でソウルを出発した。UAEでの日程は明かされていない。マレーシア訪問後、11日早朝に帰国したとされる。

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