深夜の大統領官邸付近に10台以上のタクシーを呼び出した30代の女が検挙された。
ソウル・竜山警察署は6日、竜山区漢南洞の大統領官邸にタクシー18台を呼び出して検問所を通過させた女の身元を特定し、業務妨害の疑いで検挙したという。同署が7日に明らかにした。警察は、当時タクシー呼び出しアプリを使用した携帯電話の名義人を追跡し、容疑者の身元を特定した。
警察によると、容疑者は今月5日の午前2時30分から同4時20分まで、5-10分間隔で計18台のタクシーを虚偽で呼び出し、タクシーの業務を妨害した疑いが持たれている。容疑者が呼び出したタクシーは大統領官邸に入ろうとして、周辺を警護していた警察によって制止された。
当時、タクシーの運転手らは「タクシーを呼び出した客が乗りたいという位置に、カーナビの案内で向かった」と供述したことが分かった。警察が調べた結果、容疑者がタクシー呼び出しアプリに入力した電話番号は、実際には存在しないものだったという。
警察はあらゆる可能性を考慮しつつ、意図的な犯行だったかどうかを捜査する方針だ。
ソ・ボボム記者