韓国 けさのニュース(2月8日)

◇尹大統領が夫人バッグ疑惑に初言及 「冷淡に断れなかったことが問題」

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は7日夜にKBSテレビで放送された「特別対談」で、金建希(キム・ゴンヒ)夫人が高級ブランドバッグを受け取ったとされる疑惑について「冷淡に断れなかったことが問題といえば問題であり、少し残念だったのではないかと思う」と述べた。尹大統領が同疑惑に言及するのは初めて。隠しカメラを持ち込んで工作し、4月の総選挙を控えた時点で動画を公開したこと自体が「政治工作」だと指摘したうえで、「今後はこうしたことが起きないよう、断固とすべき時は断固として線を引いて行動しなければならない」と強調した。

◇一審で実刑判決の元法相・曺国氏 きょう二審判決 

 ソウル高裁は8日、収賄罪や職権乱用罪などに問われ、一審で実刑判決を言い渡された曺国(チョ・グク)元法務部長官(58)の二審判決公判を開く。曺被告は娘と息子の不正入学に絡む業務妨害、虚偽公文書作成・行使などの罪や、娘の奨学金を不正に受給した収賄罪などで2019年12月に在宅起訴され、昨年2月に懲役2年の実刑判決を受けた。曺被告は4月の総選挙を前にシンクタンクを設立するなど活動の幅を広げており、この日の判決によっては政治的波紋も予想される。

◇北朝鮮が南北経済協力の関連法廃止 最高人民会議総会で採択

 北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、最高人民会議(国会に相当)常任委員会の総会が7日に平壌の万寿台議事堂で開催されたと報じた。総会は北南(南北)経済協力法、金剛山国際観光特区法とその施行規定、北南経済協力関連の合意書の廃止を採択した。2005年に採択された北南経済協力法は韓国との経済協力に関する基本法と位置付けられるもので、関連手続きや適用対象などを明記している。同法が廃止されたことで、韓国側との経済協力に向けた手続きを定めるものが存在しなくなった。

◇旧正月連休 病院・薬局情報をアプリや電話で提供

 保健福祉部は、旧正月の連休期間(今年は9~12日)に診療や調剤を行う病院・医院、薬局の情報を救急医療情報アプリやコールセンターなどで提供すると発表した。病院と薬局の情報は▼救急医療ポータル(www.e-gen.or.kr)▼救急医療情報を提供するアプリ「E―Gen」▼保健福祉コールセンター(局番なしの129)▼救急状況管理センター(119)▼市・道のコールセンター(120)で得られる。保健福祉部のホームページ(www.mohw.go.kr)でも閲覧可能だ。アプリのE―Genではユーザーの位置情報を基に周辺の病院や薬局を地図上で確認でき、 夜間診療機関の情報や自動体外式除細動器(AED)の設置場所、応急処置の方法を調べることもできる。

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