【ソウル聯合ニュース】韓国で4月10日に投開票される総選挙を約2カ月後に控え、「あすが投票日ならどの政党の候補に投票するか」を尋ねた世論調査で、保守系与党「国民の力」との回答が33%、革新系最大野党「共に民主党」が35%で、2ポイントの僅差だった。調査は聯合ニュースと聯合ニュースTVが調査会社のメトリックスに依頼し、3~4日に全国の18歳以上の1000人を対象に実施した。
先月6~7に行われた前回調査に比べ国民の力は2ポイント、共に民主党は1ポイントそれぞれ下落した。
李俊錫(イ・ジュンソク)元国民の力代表が結成した新党「改革新党」は4%、総選挙に向けて革新系野党「正義党」と「緑の党」が結成した選挙連合政党「緑の正義党」は2%、共に民主党元代表の李洛淵(イ・ナギョン)元首相氏や同党を離党した議員らが中心となって結成した新党「新しい未来」は1%、「その他の政党」は3%、「支持する政党がない」は13%だった。
年齢別では、国民の力と答えた回答者が60代(国民の力56%、共に民主党28%)と70代以上(国民の力64%、共に民主党15%)で多かった。18~29歳、30~50代は共に民主党が国民の力を上回った。
地域別では南西部の光州市・全羅南道・全羅北道、中部の大田市・世宗市・忠清南道・忠清北道、首都圏の仁川市・京畿道、北東部の江原道、南部の済州道で共に民主党を選んだ回答者が多かった。ソウル市、南東部の大邱市・慶尚北道・釜山市・蔚山市・慶尚南道では国民の力が優勢だった。