◇南東部の工場で火災 消防士2人が死亡
南東部、慶尚北道聞慶市にある肉加工工場で1月31日午後7時45分ごろに火災が発生し、消火作業を行っていた消防士2人が死亡した。消防当局によると、2人は同じチームの消防士2人とともに工場の3階で作業に当たっていたところ、炎に巻き込まれ孤立した。炎が急激に拡大したため、避難できなかったとみられるという。火は1日午前0時20分ごろに消し止められた。警察と消防当局は火災の原因と事故の経緯を把握するため、合同で現場検証を行う方針だ。
◇国会本会議 ナンバープレート封印制度廃止など審議へ
国会は1日、本会議を開いて自動車のナンバープレート封印制度の廃止を柱とする「自動車管理法改正案」などを審議する。同制度は車両後部のナンバープレートを簡単に取り外せないよう左側のねじを政府の刻印入りのステンレスキャップで固定するもので、ナンバープレートの偽造・変造を防ぐため1962年に導入された。しかし、技術の発達により制度を廃止すべきだとの指摘が出ている。
◇若手公務員の退職増加 自治体が対策に総力
MZ世代(1980年代初め~2000年代初めに生まれた世代)の公務員の退職が相次ぎ、全国の地方自治体が対策に追われている。公務員年金公団の統計によると、在職年数3年以下の公務員の退職者は18年の5166人から19年に8442人、20年に9881人と増加を続け、21年には1万2076人に上った。低い給与や負担の大きな業務、硬直した組織文化の改善に向けて各地方自治体が総力を挙げるなか、専門家らは大規模な組織を一気に改革するのは難しく、地道な取り組みが必要だと指摘している。
◇政党横断幕 ソウル市が取り締まり強化へ
政党の横断幕の乱立を防ぐための屋外広告物法が先月12日に施行されたことを受け、ソウル市は「政党横断幕管理強化計画」を策定して点検・取り締まりを強化する。改正屋外広告物法は政党横断幕の数を邑・面・洞(郡・村・町に相当)ごとに2枚以内とし、掲示期間(15日)が過ぎれば設置者が速やかに撤去するよう定めている。市は先月から懇談会を開催して協力を要請し、設置禁止場所と掲示・設置方法の案内文を配布した。また、今月は市・区の合同一斉集中点検と取り締まりを実施する。