【ソウル聯合ニュース】韓国の革新系最大野党「共に民主党」の2021年の党大会で代表に選出された宋永吉(ソン・ヨンギル)前党代表が自身の当選を図る目的で配った現金を授受し、政党法違反の罪などに問われた尹官石(ユン・グァンソク)国会議員(現在は無所属)の判決公判が31日、ソウル中央地裁であった。地裁は尹被告に懲役2年の実刑判決を言い渡した。
共に起訴された姜来求(カン・レグ)前韓国水資源公社常任監査委員には懲役1年8カ月、罰金600万ウォン(約66万円)、追徴金300万ウォンの有罪判決が言い渡された。
地裁は両被告の罪を全て有罪と認め「国民の政党民主主義に対する信頼を大きく損なったという点で被告人らの罪責が非常に重い」と判断した。
当時、共に民主党所属だった尹被告は宋永吉氏を当選させるために宋氏陣営が用意した6000万ウォンを受け取り、党内の議員にばらまいた罪で起訴された。
姜被告は宋氏や宋氏の補佐官らと共謀し、尹被告にばらまきに使用する6000万ウォンを提供した罪などで起訴された。