JTBCは28日の放送で、「25日、JTBCのユーチューブ・チャンネルに掲載された尹大統領の在来市場訪問映像で、尹大統領の発言を『白菜が上がるよう尽力します』と報じたが、再確認の結果、該当の発言は『売上が上がるよう、力一杯頑張ります』だった。現場の音と混ざって、発言を文字に移す過程で担当者のミスがあった」と謝罪した。
韓国大統領室はこの日、報道官名義の公示で、「誤った字幕挿入で事実が大きく歪曲(わいきょく)された。そしてこの過程で大統領室に対するJTBC側の事実確認要請はなかった。大統領の発言の歪曲については厳正に対応する方針だ」と述べた。大統領室関係者も同日、記者団に「そのような部分には適正に対応するのが同様のミスを防ぐ方法でもあるのではないかと思う」と語った。
一方、与党・国民の力の韓東勲非常対策委員長が文在寅前大統領に非公開で会ったという虚偽情報が与党支持者の間で広がった。これは、与党の強硬な支持層がいわゆる「尹大統領と韓委員長の確執」局面で韓委員長を攻撃するために虚偽情報を流布したものであることが分かった。
韓委員長は12日、新年法会が行われた慶尚南道梁山市の通度寺を訪れた。この時、現場である女性が「(韓委員長が)文在寅の家に行った」と話す場面が一部ユーチューバーの生配信動画にとらえられていた。当時は騒動にならなかったが、「尹大統領と韓委員長の確執」が発生した後の28日、「韓委員長が文前大統領と非公開で会った」という説がこの動画と共にインターネット・コミュニティー・サイトやSNSで急速に拡散されたのだ。国民の力は28日、「根拠のない虚偽事実」とのコメントを発表し、同日、ソウル警察庁に虚偽事実流布で氏名不詳の2人などを告発した。
キム・スンジェ記者、キム・ミョンイル記者