韓国 きょうのニュース(1月29日)

◇北朝鮮がまた巡航ミサイル発射実験 兵器多様化進める

 弾道ミサイルや極超音速ミサイルの発射実験を相次いで行っている北朝鮮が、国際社会の対北朝鮮制裁の対象外である巡航ミサイルの発射実験の頻度を増やしている。28日には潜水艦発射巡航ミサイル「プルファサル(火矢)3―31」の発射実験を行った。大量破壊兵器に分類される弾道ミサイルのほか、精密打撃が可能な巡航ミサイルも確保することで兵器の種類を多様化させ、韓国と米国のミサイル防衛網に揺さぶりをかけようとする意図とみられる。

◇与党の女性議員襲撃事件 男子中学生の自宅を家宅捜索

 与党「国民の力」の裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)国会議員が襲撃された事件を捜査している警察は、現場で拘束された後に緊急措置入院となった男子中学生のソウル市内の自宅を家宅捜索した。ソウル警察庁の関係者は記者会見で、押収した携帯電話とノートパソコンの解析作業を進めているとした上で、過去の行動を確認するため通話内容や防犯カメラの映像、SNS(交流サイト)での活動も詳しく調べる予定だと説明した。

◇相次ぐ政治家襲撃事件に「模倣犯防げ」 警察が身辺警護TF設置へ

 警察トップの尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長は、政治家への襲撃事件が相次いでいることを受け、対策として「身辺保護強化タスクフォース(TF)」を設置する方針を明らかにした。与党「国民の力」との懇談会で報告した。尹氏は懇談会後、記者団に「警察庁と各政党が身辺保護強化TFを設置し、危険な状況への対応に関する情報を共有する」と説明。警察のパトロール活動を大きく増やすと表明したうえで「模倣犯罪や類似犯罪の再発を事前に防ぐ」と述べた。

◇プロ野球・起亜監督の逮捕状請求 背任収賄容疑

 ソウル中央地検は、プロ野球・起亜タイガースの金鍾国(キム・ジョングク)監督(50)と張正錫(チャン・ジョンソク)前団長(50)について、24日に背任収賄などの容疑で逮捕状を請求したと発表した。背任収賄は、業務に関する不正な請託を受けて財産上の利益を得た場合に適用される容疑だ。金監督を巡っては先ごろ、親交のある独立球団の幹部が選手のプロ入りと引き換えに高額の金品を受け取った疑惑が持ち上がっていたが、今回逮捕状が請求されたのはこれとは無関係の容疑だという。

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