歴史歪曲で物議の『高麗契丹戦争』、放送を1週間休止…「完成度を高めたい」

 【NEWSIS】KBS第2大河ドラマ『高麗契丹戦争』が、歴史歪曲(わいきょく)をめぐり抗議が殺到したことを受け、放送を1週間休むことを決めた。完成度を高めたいとしている。

 『高麗契丹戦争』制作陣は27日、KBS視聴者請願掲示板を通じて「旧正月連休に合わせて日曜日の特番を準備しており、本放送は1週間休む予定。その期間を通じて完成度の高い作品制作に万全を期したい」と発表した。

◆【写真】KBS2ドラマ『高麗契丹戦争』制作発表会

 これにより、土日ドラマの『高麗契丹戦争』は旧正月連休期間に当たる2月10日・11日の放送を休む。

 その上で制作陣は「残りの回を通じて、外敵の侵入を撃退し、北東アジアで平和の時代を具現した顕宗と姜邯賛(カン・ガムチャン)将軍の護国精神を完成度ある形で描きたい。番組を通じて見守っていただき、これからも多くの声援と愛をお願いしたい」と主張した。

 『高麗契丹戦争』は、契丹との戦争を勝利に導いた第8代高麗国王・顕宗(キム・ドンジュン)と、顕宗の政治の師であり高麗軍総司令官を務めた姜邯賛(チェ・スジョン)の物語を描いている。『太宗イ・バンウォン~龍の国~』(2021-22)を手掛けた脚本家イ・ジョンウがシナリオを書いた。ドラマは第17話・18話で顕宗を「わがまま坊や」のように描き、原作と異なる展開が続いた。原作者の小説家キル・スンスは「韓国の歴史上最も名君と評し得る人物を、愚か者にしている」と批判し、視聴者もまた同じような指摘を行い、完成度をめぐる論争が起きていた。

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イ・ジェフン記者
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  • 写真=KBS第2提供

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