韓国 きょうのニュース(1月26日)

◇与党の女性議員襲撃 容疑者の中学生は「偶発的犯行」主張

 与党「国民の力」の裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)国会議員(40)の襲撃事件を捜査している警察は、容疑者の供述と事件当時の行動を分析し、犯行動機を明らかにするために全力を挙げている。ソウル・江南警察署は26日、現場で拘束された中学生の少年を保護者立ち合いの下で取り調べ、任意提出された携帯電話のメールやSNS(交流サイト)の内容、犯行前の行動などを基に供述内容が事実かどうかを確認していると明らかにした。少年は警察の取り調べに対し、事件の2時間前に外出し、裵氏に出会って偶発的に犯行を犯したとし、近ごろうつ病の症状が悪化し、入院するよう指示を受けて待機中だったと主張した。

◇「重大災害法」改正案処理ならず 尹大統領「野党の無責任な行為に遺憾」

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、重大災害処罰法(重大災害法)の全面施行を延期する内容の同法改正案が25日の国会本会議で野党側の反対により処理されなかったことに対し、「中小企業の困難と国民経済を度外視した野党の無責任な行為に強い遺憾を表明する」と述べた。大統領室の金秀卿(キム・スギョン)報道官が伝えた。2022年に施行された重大災害法には、50人以上の事業所で労働者の死亡など重大な災害が発生した場合、事故を予防する義務を怠った事業主に1年以上の懲役または10億ウォン(約1億1000万円)以下の罰金を科す内容が盛り込まれている。27日からは50人未満の事業所に対しても同法が全面適用されることになる。

◇大学院に不正入学 元法相の娘に猶予付き求刑

 曺国(チョ・グク)元法務部長官の娘で、大学院に不正入学したとして虚偽作成公文書行使や業務妨害などの罪に問われた曺ミン氏の論告求刑公判がソウル中央地裁で開かれ、検察側は懲役1年、執行猶予3年を求刑した。曺ミン氏は最終陳述で「私と家族のことで韓国社会がこれ以上分裂しないことを願う」として「今回のことを機に、わが国がより一層公正になってほしい」と述べた。

◇尹大統領支持率31% 2週連続下落

 世論調査会社の韓国ギャラップは、全国の18歳以上の1001人を対象に23~25日実施した調査の結果、尹錫悦大統領の支持率は前回調査(16~18日)から1ポイント下落した31%だったと発表した。支持率は前々週の33%から2週連続の下落となった。不支持率は前回調査より5ポイント上昇した63%だった。韓国ギャラップは不支持の理由で尹大統領夫人、金建希(キム・ゴンヒ)氏の問題が上位に浮上したと指摘した。

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