【ソウル聯合ニュース】韓国警察トップの尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長は26日、与党「国民の力」の裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)国会議員が25日に襲撃された事件を受け、ソウル警察庁に捜査チームを立ち上げ、迅速かつ厳正な捜査を行うよう指示した。
捜査チームは27人規模だという。事件の経緯や犯行の動機、背後の有無などを調べる方針だ。事件に関するフェイクニュースにも対応する。
裵氏は25日午後、ソウル市江南区内の建物入り口で、男子中学生に石で後頭部を複数回殴られ、病院に搬送された。男子生徒はその場で拘束された。
警察庁は今月2日に最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が襲撃されたのに続き、政治家を狙った事件が再び発生したことを受け、国会議員ら要人の警護を強化する方針を明らかにした。現在、国民の力と共に民主党の代表を対象に「近接身辺保護チーム」を運営しており、対象の拡大を検討している。
また、事前に公開された政党の行事には管轄警察署の刑事らで構成される警護チームを配置し、至近距離で警備に当たる方針だ。不審者に対する職務質問なども強化する。