韓国 きょうのニュース(1月24日)

◇尹大統領と与党トップ 対立「解消」もくすぶる火種

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と与党「国民の力」トップの韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長の対立は、大規模な火災が起きた西部・忠清南道舒川郡の市場を共に訪問したことを機に解消に向かった。対立が続けば4月に実施される総選挙で共倒れになりかねないと判断し、火消しを急いだ形だ。しかし、党内では火種は完全には消えていないとの見方が優勢だ。対立の原因となった尹大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏の疑惑に対する両者の立場は変わらず、いつ再燃してもおかしくないとみられる。

◇与党元代表の新党 別の新党と合併へ

 4月の総選挙に向けて新党「改革新党」を結成した李俊錫(イ・ジュンソク)元国民の力代表と新党「韓国の希望」の梁香子(ヤン・ヒャンジャ)代表は国会で記者会見を行い、両党の合併を発表した。両氏は会見で「われわれは互いのビジョンと価値に同意する」と述べ、▼先端産業育成のための先端産業ベルト「Kネオムシティー」建設▼先端産業人材育成のための「ニューヒーロープロジェクト」▼「科学技術副首相」の新設――の三つの政策公約を発表した。

◇昨年11月の出生数 前年比7.6%減で過去最低

 統計庁が発表した「人口動向」によると、昨年11月の出生数は1万7531人で前年同月比7.6%減少した。11月としては統計を取り始めた1981年以降最低となった。1万8000人を割り込んだのも初めて。出生数は昨年4月(1万8484人)から8カ月連続で2万人を割り込んだ。また、昨年1~11月の出生数は前年同期比8.1%減の21万3572人で、こちらも過去最低を記録した。

◇元大学教授の「慰安婦は売春」発言は無罪 地裁「名誉毀損と見なし難い」

 大学での講義中に旧日本軍の慰安婦は売春の一種などと発言して名誉毀損(きそん)の罪に問われた柳錫春(リュ・ソクチュン)元延世大教授(68)の判決公判がソウル西部地裁であった。裁判所は「名誉毀損と見なし難い」として無罪を言い渡した。裁判所は「被告の発言は被害者個々人に向けた発言とは見なし難く、朝鮮人の日本軍『慰安婦』全体に対する一般的な抽象的表現」と述べ、「検察側が提出した証拠だけでは当該発言を事実の摘示による名誉毀損と見なし難い」とした。

◇AI搭載のサムスン新スマホ 国内予約が過去最多更新へ

 人工知能(AI)を初搭載したサムスン電子のスマートフォン(スマホ)「ギャラクシーS24」シリーズ(31日発売)の予約販売台数が過去最多を更新する見通しだ。通信業界によると、韓国で19日から始まったギャラクシーS24の予約販売台数は、前作「ギャラクシーS23」シリーズに比べ約10%増加した。この勢いが続けば、昨年発売されたギャラクシーS23や折り畳みスマホ「ギャラクシーZフリップ5」「ギャラクシーZフォールド5」を超えて過去最多の予約販売台数を記録すると予想される。

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