金建希夫人は「党が謝罪を決めれば従う」と伝えるも与党内部で結論出ず　ブランド品授受疑惑【独自】

【TV朝鮮】（アンカー）尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領と与党代表の対立が表面化した原因は金建希（キム・ゴンヒ）夫人を巡る問題とされていますが、双方の対立が激しくなる前に金建希夫人が「ブランドバッグ問題で謝罪する考えがある」と党側に伝えていたことがTV朝鮮の取材で確認できました。

　党が決めればそれに従うという内容でしたが、これがなぜ実現しなかったか、何が起こったかチョ・ソンホ記者がお伝えします。

【写真】虚偽経歴騒動を謝罪する金建希夫人（2021年12月26日）

（記者リポート）

　金建希夫人が国民の力にこのメッセージを伝えた時期は、与党内で金建希夫人を巡る問題で謝罪要求が出始めた先週ごろでした。

　金建希夫人は「私のせいで問題が大きくなり心から申し訳なく思っています」「謝罪して問題が解決するなら、1000回でも1万回でも謝罪したいと考えています」と伝えました。

　ただし謝罪を行った場合「本心からの謝罪かどうか批判を受ける」「責任論がさらに拡大する可能性」などに言及し、また大統領選挙当時も学力詐称問題で公式に謝罪した直後、尹大統領の支持率が一気に下がったことへの懸念も伝えました。

　そのため最終的には党の次元で謝罪を決めればそれに従うと伝えました。

　金建希夫人はこのような立場を伝えましたが、与党内部では謝罪問題を巡る議論が激しくなっており、結論が出せないようです。

　与党主流派は「金建希夫人問題の本質は隠しカメラ工作であり、本当に謝罪した場合、野党の攻勢がさらに強まる」とも懸念しています。

　尹在玉（ユン・ジェオク）国民の力院内代表（18日）

　「この事件は先代の関係を利用して意図的に接近し、わなをしかけたいわゆる隠しカメラ工作であり、政治工作です」

　また過去の権良淑(クォン・ヤンスク）夫人を巡るスキャンダルでも当時の盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領は直接謝罪しなかったとの主張も根強くあります。TV朝鮮、チョ・ソンホがお伝えしました。

（2024年1月23日放送　TV朝鮮「ニュース9」より）