【ソウル聯合ニュース】韓国の原発運営会社、韓国水力原子力(韓水原)は22日、大田市の同社研究施設で同日、日本のIHIと日本で排出される低レベル放射性廃棄物処理事業の共同協力に向けた覚書(MOU)を締結したと発表した。
低レベル放射性廃棄物は、原発で作業する人が使用した作業服や手袋など放射能レベルが低い廃棄物。
韓水原は2009年、低レベル放射性廃棄物の体積を画期的に減少させて処理費用を下げ、放射性物質の外部流出を根本的に処理できる「ガラス化処理技術」の商用化に世界で初めて成功した。
韓水原はこのような技術力を基に2013年には日本の福島原発の低レベル放射性廃棄物処理のためにIHIとMOUを締結している。
韓水原の黄柱鎬(ファン・ジュホ)社長は「今回のMOU締結をきっかけに日本で協力会社とともに事業領域を広げ、原子力産業の活性化と事業多角化を推進する」と述べた。