【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が水中核兵器システムの実験を実施したと発表したことについて、韓国の大統領室関係者は22日までに聯合ニュースに対し、「現在までの分析を総合すると、北の主張は誇張で捏造(ねつぞう)された可能性に重きを置いている」と明らかにした。
北朝鮮国防省は19日、韓米日が15~17日に韓国南方で実施した合同海上訓練を非難し、水中核兵器システム「ヘイル(津波)5ー23」の重要実験を朝鮮半島東の東海で実施したと発表した。
同関係者は「もし実験を行ったとしたら一種の魚雷と推定されるが、核推進システムである可能性は極めて低い」として、「直径1メートル以下の魚雷に入る小型原子炉の開発事例は皆無だ」と説明した。ただ、「北が写真を公開していないため、真偽の確認は制限されている」と述べた。
また、「わが軍は韓米合同の情報収集・監視・偵察(ISR)能力を活用し、北の核魚雷や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)など水中兵器システムの開発動向を監視中」とし、「有事の際、当該兵器の発進基地に対する圧倒的な打撃能力を持っており、対潜戦力や港湾防護態勢をさらに強化していく」と強調した。