証人・曺ミン氏、出廷拒否し過料200万ウォン　子女入試不正事件裁判

　曺国（チョ・グク）元法務部長官の娘、曺ミン（チョ・ミン）氏（33）母親のチョン・ギョンシム元東洋大教授に関連する裁判に出廷せず、裁判所から過料200万ウォン（約22万円）の処分を受けたことが18日までに分かった。

【写真】「一度も外車を運転したことがない」と法廷証言したチョ・ミン氏、運転中のハンドルにベンツのロゴ

　本紙の取材を総合すると、曺ミン氏はチョン氏の裁判で偽証したとして起訴されたソウル大公益人権法センター事務局長K氏の裁判に証人として、16日に出廷を求められたが、今月2日に理由書を提出し欠席した。理由書には「別の裁判を受けており、証人として出廷しても陳述を拒否する」という趣旨の内容が含まれていたという。事件を担当するソウル中央地裁は曺ミン氏の欠席理由を受け入れず、過料処分を下したという。

　問題の事件は、K氏がチョン・ギョンシム氏の子女入試不正事件の裁判で「ソウル大国際人権法センターのセミナーで曺ミン氏を見た」と証言したことが発端だった。当時裁判所はK氏が記憶している姿と高校卒業アルバムのの曺ミン氏の姿が異なっているほか、曺ミン氏の友人らが一貫して「セミナーで曺ミン氏を見ていない」と証言した点などに基づき、K氏が偽証を行ったと判断した。

　検察は昨年9月、偽証罪でK氏を起訴し、初公判で曺ミン氏を証人として申請した。しかし、曺ミン氏は欠席理由書を提出し、16日の公判に出席しなかった。検察は3月に予定される次回公判に曺ミン氏を再び証人として申請した。

　曺ミン氏は自身のインスタグラムを通じ、「自身が起訴され裁判を受けている事実（入試不正）に関連して陳述を行うのは難しいと考え、証人不出席理由書を提出した」と説明。その上で「欠席を理由に過料処分を受けたことをメディアを通じて知った。裁判所が証人出席義務があると判断したので、次回期日が決まれば出席する」と表明した。曺ミン氏が次回公判に出席すれば裁判所は過料処分を取り消す可能性がある。

イ・ミンジュン記者