【ソウル聯合ニュース】中国の一部のインターネットユーザーが、サッカーのアジア・カップ1次リーグで中国がレバノンと0―0の引き分けに終わったことを「韓国の審判のせいだ」と主張している。韓国の広報活動などに取り組む誠信女子大の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授は19日、こうした主張を「見苦しい」とSNS(交流サイト)上で批判した。
カタールで開催中のアジア・カップ1次リーグで、A組の中国は17日(現地時間)の第2戦でレバノンと引き分けた。初戦に続く引き分けで、1次リーグ突破が危うくなった。
中国のネットユーザーは、E組初戦の韓国対バーレーンで中国人審判が韓国選手にイエローカードを乱発したことに対する報復として、韓国人審判が中国に不利なジャッジをしたと怒りをぶつけている。
徐氏は「中国のネットユーザーは自国の競技力をなじるのでなく、韓国の審判のせいだと罵倒している」とし、「中国の観衆とネットユーザーはまず基本的なマナーを身に着けるべきだ」と促した。昨年11月、2026年サッカー・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選での韓国と中国の対戦時に見られた中国サポーターのマナー違反にも言及し、「現地の観衆のマナーと試合を視聴するネットユーザーの健全な批評も重要だ」と強調した。