バンコクの王室庭園で外国人観光客がビキニ姿で日光浴…タイのネット民激怒

王室の火葬場としても使われる公園でビキニ姿で日光浴
タイ人「サナム・ルアンは神聖な場所、タイを軽視している」

【NEWSIS】タイを訪れた外国人観光客が、タイの王宮の敷地内でビキニ姿で日光浴を楽しんでいたことが分かり、物議を醸している。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)などが16日(現地時間)、報じた。

【写真】ビキニ姿で日光浴をする外国人観光客

 報道によると、タイ・バンコクにあるサナム・ルアン公園(王宮前広場)で外国人観光客2人が水着姿で日光浴をしている写真がSNS(交流サイト)に投稿された。これを見たタイ人たちは「不適切な行動だ」と非難している。

 サナム・ルアンはバンコクの王宮の北側にある広場で、「王室の庭園」を意味する。1855年にラーマ4世が造成した。王と王妃の誕生日記念式典や新年の祝典、雨乞いの祭りなど国家的な行事が行われる場所だ。

 サナム・ルアンは遠い昔から現在に至るまで王室の火葬場にもなっている。また、2014年のクーデターで執権したプラユット・チャンオチャ前首相に対して辞任と君主制の改革を求めた民主抗争の本拠地でもある。

 日光浴の写真を見たタイ人たちはSNSで「ここは海辺ではなくて神聖な場所」だとして「この行動はタイを軽視している」と激怒した。

 一部では「サナム・ルアンに『日光浴禁止』という看板を設置しない公務員の過ちだ」「タイの文化を知らない観光客を許すべき」との声も出た。

 同様の出来事は今月14日、同国のチェンマイにある寺院「ワット・チェンマン」でも起きた。観光客2人が寺院の敷地内で日光浴をする写真が出回ったのだ。

 この観光客に対し、修道僧が「ここで日光浴をするのは不適切だ」と注意したという。

 タイの寺院を訪れる場合、案内版で表示されている通り、肩と足を覆う服装で入らなければならない。

 なお、タイは昨年、約2800万人の観光客を誘致することに成功し、収入は約349億ドル(約5兆1600億円)に上った。タイ当局は、今年は約3500万人の観光客が同国を訪れるとみている。

チョン・ヘスン記者

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