【NEWSIS】飼い犬の脇腹を切って個体識別用マイクロチップを取り出した後、再び捨てた飼い主のむごい行為が明らかになり、人々の怒りを買っている。
あるインターネット・コミュニティー・サイトでこのほど、「過去最大級、悪魔のような捨て犬事件発生」というタイトルの投稿が拡散された。この投稿者によると、動物保護団体が捨て犬を保護し、マイクロチップに登録されていた情報をもとに飼い主を見つけて返したが、飼い主が犬の脇腹を切ってマイクロチップを取り除いた後、再び捨てたとのことだ。
投稿者は「犬を病院に連れて行ったところ、マイクロチップがないと言われた。ケガをしている所はもともとチップを入れておく場所なので、『おそらく人為的に取り除いたのだろう』と医師に言われた」と説明した。そして、「悪魔のような人間だ。この小さな子をどのように8-9年も飼ってきたのか」と怒りをあらわにした。
公開された写真を見ると、茶色のプードルの左脇腹がえぐれている。保護された動物の里親探しプラットフォーム・サイト「PAW IN HAND(ポー・イン・ハンド)」によると、天安市動物保護センターはプードルの飼い主情報が入っているマイクロチップが内蔵されていたのを確認し、飼い主に連絡を取ったという。飼い主はプードルを連れ帰ったが、二日後の今月12日に白いマルチーズ1匹と一緒に再びこのプードルを捨てたとのことだ。2度目に捨てた場所は、最初に捨てた場所から車で25分離れた所だった。
ネットでこうした状況を知った人々は「マイクロチップを入れること自体、胸が痛むのでできずに、ドッグタグ(犬の認識票)を付けるだけにしているのに、数年間飼ってきた犬の体を切るなんてサイコパスなのか」「犬を飼っているけど、すごく腹が立つ」「犬の目がとても悲しそうに見える」などのコメントを寄せている。
この犬を保護している人々は飼い主を動物虐待および遺棄で告発する考えだと15日に語った。