韓国 きょうのニュース(1月16日)

◇尹大統領 金正恩氏の「敵対的な二つの国家」発言を批判

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は16日の閣議で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が韓国との関係を「敵対的な二つの国家」と規定したことについて、「南北関係を同族関係ではない敵対的な二つの国家関係と規定した」として、「北の政権自らが反民族的で反歴史的な集団であるという事実を自認した」と批判した。金正恩氏は15日の最高人民会議(国会に相当)で演説し、憲法から「自主、平和統一、民族大団結」といった表現を削除するとともに、韓国を「第1の敵国、不変の主敵」と見なす教育事業の強化を明記すべきだと指示した。

◇ドラマ「BEEF」がエミー賞8冠 韓国系の監督と俳優も受賞

 米動画配信大手ネットフリックスのオリジナルドラマ「BEEF/ビーフ ~逆上~」が、米テレビ界の最高峰とされるエミー賞で8冠に輝いた。15日(現地時間)に米ロサンゼルスで開催された授賞式で、同作はリミテッドシリーズ部門で作品賞を受賞した。また、韓国系米国人のイ・ソンジン監督は監督賞と脚本賞を、同じく韓国系米国人の俳優スティーヴン・ユァンは主演男優賞を受賞した。

◇ソウルの公共交通機関乗り放題の定期券 23日販売開始

 ソウル市は、公共交通機関を無制限で利用できる定期券「気候同行カード」のモバイルカードのダウンロードと物理カードの販売を23日から開始すると発表した。同カードはソウル市が全国に先駆けて発売し、27日からサービスを開始する。カードは月6万ウォン(約6600円)台で、ソウルの公共交通機関に加えて公共自転車「タルンイ」も回数制限なしで利用できる。

◇在韓米軍の駐留経費負担 韓米が年内にも次期協定の交渉入りか

 韓国と米国が在韓米軍の駐留経費負担に関する次期特別協定(SMA)の締結に向け、早めに交渉に入る見通しであることが16日、分かった。SMAは韓国が負担する在韓米軍駐留経費を定めたもので、現行の協定は2025年まで有効だが、韓国外交筋によると両国は26年から適用される新たなSMAを締結するための交渉を今年中に始める方向で認識を共有している。期限まで2年近く残して次の協定の交渉を始めるとすれば異例。今年11月の米大統領選でトランプ前大統領が勝利する可能性を意識したものではないかとの見方が出ている。

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