◇ポン・ジュノ監督ら 故イ・ソンギュンさん事件の真相究明を要求
違法薬物を使用した容疑で警察の取り調べを受けていた韓国の人気俳優イ・ソンギュンさんの死を受け、映画・文化関連の団体で結成された「文化芸術人連帯会議」は12日、ソウルのプレスセンターで記者会見を開き、真相究明を求める声明を発表した。イさんが出演した映画「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督、俳優のキム・ウィソンさん、歌手のユン・ジョンシンさん、イ・ウォンテ監督が声明を読み上げた。チャン・ハンジュン監督や俳優チェ・ドンムンさんらも同席した。ポン監督は「故人の捜査に関する情報が初めて流出してから極端的選択(イさんの死)があるまでの約2カ月、警察の情報管理にわずかの問題もなかったのか、徹底した真相究明を求める」と表明した。
◇尹大統領の「低俗発言」報道 テレビ局に訂正命じる判決
外交部が、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が2022年に訪米した際に低俗な発言をしたと報じた地上波テレビ局のMBCを相手取って起こした訴訟で、ソウル西部地裁は12日、MBC側に訂正報道を命じる判決を言い渡した。MBCは、尹大統領が22年9月に訪問先の米ニューヨークで「国会でこの野郎どもが承認してあげなければ、バイデンは赤っ恥だ」と発言したと報じたが、大統領室は「バイデン」ではなく発音が似た別の言葉だったとし、「国会」は米議会ではなく韓国議会を指したものだと釈明していた。
◇尹大統領の支持率33% 小幅上昇
世論調査会社の韓国ギャラップは、全国の18歳以上の1002人を対象に9~11日実施した調査の結果、尹錫悦大統領の支持率は33%だったと発表した。前回調査(昨年12月12~14日)から2ポイント上昇した。不支持率は前回調査より3ポイント低い59%だった。政党支持率は保守系与党「国民の力」が36%、革新系最大野党「共に民主党」が34%で、ともに前回調査と同じだった。革新系野党「正義党」も前回と同じ3%、支持政党がない無党派は25%だった。
◇新外相 徴用問題で「日本企業も参加を」
趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は12日、就任式後に行った記者会見で、徴用問題の解決策について「韓日関係改善の流れに乗り、日本の民間企業も一緒に船に乗ったつもりで問題を解決していく努力に参加することを期待している」と述べた。