韓国 けさのニュース(1月12日)

◇故イ・ソンギュンさん事件の真相究明要求 ポン・ジュノ監督らきょう声明

 違法薬物を使用した容疑で警察の取り調べを受けていた韓国の人気俳優イ・ソンギュンさんの突然の死を受け、イさんが出演した映画「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督ら文化芸術関係者は12日、ソウル市内で会見を開いて真相究明を求める声明を発表する。声明では、イさんの事件に関して捜査当局の徹底的な真相究明と報道倫理に反する記事の削除、文化芸術関係者の人権保護のための法改正などを促す予定だ。

◇北朝鮮大使「根拠のない非難」 ロシアによる北兵器使用批判に反発

 国連安全保障理事会が10日(米東部時間)に開催した会合でロシアが北朝鮮から調達した弾道ミサイルでウクライナを攻撃したとの非難の声が上がったのに対し、北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は11日付(日本時間)の談話で「無根拠の非難」と反発した。朝鮮中央通信が12日、伝えた。金氏は、ウクライナ侵攻を協議する場で米国が全く関係のない北朝鮮を持ち出したと主張し、「ロシアとの戦略的対決で力と手段が劣っていることを自らさらけ出すだけ」と指摘した。

◇新任の外相 米国務長官と電話会談=北朝鮮への懸念共有

 10日に任命された趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は11日、米国のブリンケン国務長官と電話で会談し、両国関係や韓米日3カ国の協力、北朝鮮問題などについて議論した。外交部が12日発表した。同部によると、両氏は黄海での砲射撃など北朝鮮の挑発への懸念を共有し、北朝鮮の違法な核・ミサイル開発、ロシアに対する武器支援などの軍事協力を強く非難。国連など国際舞台で緊密に連携し、国際社会が国連安全保障理事会決議の履行を徹底するようけん引していくことで一致した。また、韓米の拡大抑止に関する協議体「核協議グループ(NCG)」や「拡大抑止戦略協議体(EDSCG)」などを通じ、拡大抑止の実効性を引き続き強化することを確認した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい