張り込み中の刑事たちが乗っていた車を「誰も乗っていない」と思い込み、盗もうとした20代の男が現行犯で逮捕された。
江原道春川警察署は11日、常習窃盗容疑で男(28)を逮捕し、送検したと発表した。
同署によると、男は昨年12月25日午前1時ごろ、江原道春川市内のマンション地下駐車場で車上狙いを試みたが、現行犯で逮捕されたとのことだ。
男は昨年11月から江原道春川地域のマンション地下駐車場を回り、ドアがロックされていない車を対象に計15回にわたり289万ウォン(約32万円)を盗んだ容疑が持たれている。
男はよりによって自分を捕まえるために張り込みをしていた刑事たちが乗っていた車のドアを開け、現行犯逮捕された。
公開された防犯カメラ映像には、男が駐車場の車のドアを開けるや、突然飛び出してきた刑事たちに取り囲まれる様子が写っている。
同署は、男が主にドアミラーが格納されていない車を対象に犯行に及んでいることを把握していたため、そのような状態で男を待っていた。普通、車のドアをロックするとドアミラーも自動的に格納されるため、ドアミラーが格納されていない車はドアロックされていない可能性が高い。
警察の捜査の結果、男は住所不定で、盗んだ金品で生活を続けていたことが分かった。
キム・ミョンイル記者