韓国 けさのニュース(1月11日)

◇北朝鮮が「近距離型戦術誘導弾」をロシアに輸出の可能性 国防相

 申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官は聯合ニュースとのインタビューで、北朝鮮が新型の近距離弾道ミサイル(CRBM)である「近距離型戦術誘導弾」をロシアに輸出する可能性があると明らかにした。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の先ごろの軍需工場視察に関し北朝鮮メディアが公開した写真に写っていたのは、北朝鮮が2022年4月に初めて発射実験を行った近距離型戦術誘導弾だと説明した。朝鮮中央通信の写真によると金正恩氏は短距離弾道ミサイルの移動式発射台が数十台並んでいる工場を視察した。国防部は移動式発射台に搭載されたミサイルの全長は約5メートル、射程は300キロ以下の近距離型戦術誘導弾と判断している。

◇国会がきょう情報機関トップ候補の人事聴聞会

 国会情報委員会は11日、情報機関・国家情報院(国情院)の院長候補に指名された趙太庸(チョ・テヨン)前国家安保室長の人事聴聞会を開く。与野党は趙氏が情報機関トップとしての資質や能力、道徳性を備えているかを検証する。外交部の北米第1課長在任中に飲酒運転で罰金刑が科されたにもかかわらず懲戒処分を受けなかったとの疑惑などが争点になる見通しだ。

◇最大野党元代表 きょう離党と新党結成表明

 革新系最大野党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)元代表(元首相)が11日午後、国会で記者会見を開き、離党と新党結成を正式に表明する。二大政党が独占する政治構図を打破し、第三勢力となる新党を結成する考えを明らかにする見通しだ。李氏はこれまで、党の刷新の必要性を訴え、李在明(イ・ジェミョン)代表の辞任や統合非常対策委員会の設置などを求めてきた。

◇政策金利3.5%で据え置き 8会合連続

 韓国銀行(中央銀行)は11日、定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を年3.50%に据え置くと発表した。据え置きは8会合連続。

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