韓国 きょうのニュース(1月10日)

◇最大野党代表襲撃の男「大統領にさせないため」 身柄を送検

 革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表を刃物で襲い、殺人未遂容疑で逮捕された60代の男は警察の取り調べに、李氏を大統領にさせないために犯行に及んだと供述した。釜山警察庁の捜査本部が10日、捜査結果を発表した。警察は男の犯行動機について「李代表が大統領になることを阻止し、総選挙で特定勢力を公認とし多数の議席を確保することができないようにするため」だったと説明した。

◇70代以上の人口が初めて20代上回る 来年は「超高齢社会」に

 行政安全部が発表した人口統計によると、2023年末時点の70代以上の人口は631万9402人で、20代の人口(619万7486人)を上回った。22年は70代以上の人口(約608万人)は20代の人口(約641万人)を下回っていたが、昨年は70代以上が前年比約23万人増えたのに対して20代は約22万人減少し、初めて逆転現象が起こった。昨年は65歳以上の「高齢人口」も前年比約46万人増の973万人と人口全体の19.0%を占めた。国連は65歳以上の人口が全体に占める割合が7%以上で高齢化社会、14%以上で高齢社会、20%以上で超高齢社会と分類しており、韓国は来年に超高齢社会に突入する見通しだ。

◇60代以上の有権者人口 20~30代を上回る

 行政安全部が発表した人口統計によると、4月の総選挙で投票権を行使できる18歳以上の人口は昨年末時点で約4438万人だった。年齢層別にみると、50代が19.6%で最も多く、40代が17.9%で続いた。60代は17.2%、70代以上は14.2%で、60代以上が31.4%を占めた。20代と30代を合わせた人口の割合は28.8%で、60代以上を下回った。

◇韓米安保担当高官が電話会談 北の対ロ武器移転・挑発など議論

 張虎鎮(チャン・ホジン)国家安保室長と米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が9日(米現地時間)、電話会談し、北朝鮮によるロシアへの武器移転や南北軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)での挑発的な行動などについて議論した。米ホワイトハウスが伝えた。両氏は電話会談で、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルを移転したことと、ロシアが同ミサイルをウクライナに対して使用したことを最も強い表現で糾弾した。

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