韓国 けさのニュース(1月10日)

◇尹大統領の支持率35%に上昇 与党36%・最大野党33%

 国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースと聯合ニュースTVが10日発表した世論調査(6~7日実施)の結果によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は35%で前回調査(昨年12月2~3日実施)に比べ2ポイント上昇した。不支持率は59%で1ポイント下落した。政党支持率は保守系与党「国民の力」が前回調査より2ポイント上昇した36%、革新系最大野党「共に民主党」が2ポイント下落した33%となり、国民の力が共に民主党を上回った。

◇金正恩氏「韓国は主敵」 「戦争避ける考えない」と威嚇も

 朝鮮の朝鮮中央通信は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が8~9日に重要な軍需工場を視察した際、韓国を「われわれの主敵」と断じ、「朝鮮半島で圧倒的な力による大事変を一方的に決定することはしないが、戦争を避ける考えもまた全くない」と発言したと報じた。金正恩氏は「大韓民国がわが国家を相手に武力の使用を企てようとしたりわれわれの主権と安全を脅かそうとしたりするなら、ためらいなく手中のあらゆる手段と力を総動員して大韓民国を完全に焦土化する」と威嚇した。

◇襲撃された最大野党代表 きょう退院

 南部・釜山で2日に襲撃され、ソウル大病院で手術を受けた「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が、10日に退院する。退院後は当分の間自宅で静養する予定で、党務復帰の時期は決まっていない。李氏は退院に際してメッセージを発表する予定だという。同氏は2日午前、釜山沖にある加徳島の新空港建設予定地を視察した際、60代の男に刃物で首を刺された。釜山大病院で応急処置を受けた後、ヘリコプターでソウル大病院に搬送されて手術を受け、入院していた。

 ◇23年の失業率2.7%に改善 就業率は過去最高に

 統計庁が10日に発表した雇用動向によると、2023年の失業率は2.7%で、前年に比べ0.2ポイント改善した。失業者数は前年比4万6000人(5.5%)減の78万7000人だった。就業者数は2841万6000人で、前年比32万7000人(1.2%)増加した。15歳以上の就業率は62.6%で、前年比0.5ポイント上昇。1963年に統計を取り始めて以来最も高かった。

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