先月、ロシア企業に安値で売却された現代自動車のロシア工場が9日、(現地時間)、約2年ぶりに再稼働することになった。
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ロシアの独立系メディア「フォンタンカ」によると、工場関係者が「稼動中止期間は延長されなかった。職員が人材教育と装備維持・補修をしている」と明らかにしたとのことだ。
サンクトペテルブルクにある現代自動車ロシア工場は、ロシアがウクライナで「特別軍事作戦」を開始して以降、部品調達の問題を理由に2022年3月から操業を中止していた。
同メディアは「2022年末、工場で働く人々の約3分の2が解雇され、現在1交代分の人員である800人が残っている」と説明した。
現代自動車は先月19日に臨時取締役会を開き、ロシアの自動車会社「アートファイナンス」に同工場の持分を売却する案件を承認した。売却金額は1万ルーブル(約1万6000円)で、2年以内に工場を買い戻せるというバイバック条項が付けられていた。
ロシアのデニス・マントゥロフ副首相兼産業貿易相は4日、タス通信とのインタビューで、今年半ばまでに現代自動車ロシア工場で車両組み立てが始まるとの展望を示していた。
イ・サンベ記者