【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は9日、今年初めて主宰した閣議で「2024年を『民生(国民生活)回復の年』にしなければならない」と述べ、先週から始まった国民参加型の新年業務報告「国民と共にする民生討論会」がその第一歩になるとの考えを示した。
尹大統領は、全ての官庁が国民との間の壁を壊し、ワンチームになって迅速で確実に課題を解決することを願うとしながら、討論会で提案された内容を政策に直ちに反映し、国民生活に真の変化を生むよう全力で取り組んでほしいと呼びかけた。
また、政府は尹政権の発足から1年8カ月にわたり国の方向転換に注力してきたとして、「前進する速度をさらに上げ、新年を韓国の再飛躍の転換点にしなければならない」と強調した。
黄海上の北西島しょ付近で北朝鮮が相次いで砲撃を行い緊張を高めていることについても言及し、「年初から始まった北の挑発に対抗し、安全保障をしっかり守ることも重要」と求めた。