韓国 きょうのニュース(1月5日)

◇北朝鮮が200発以上の海岸砲射撃 海上境界線の北側に落下

 韓国軍合同参謀本部は5日、北朝鮮軍が同日午前9時ごろから約2時間にわたり、韓国北西部の白○島(○=令に羽)と延坪島の北方で200発以上の海岸砲射撃を実施したと発表した。砲弾は黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)北側の海上緩衝区域に落下し、韓国の国民と軍に被害はなかった。海上の緩衝区域は2018年に南北が締結した軍事合意により設定された。海上での偶発的な武力衝突などを防止するため、砲弾射撃と海上機動訓練を禁じている。北朝鮮による海上緩衝区域での射撃は2022年12月以来。

◇北朝鮮が海岸砲射撃 離島住民に避難命令

 北朝鮮軍が海岸砲射撃を実施したことを受け、延坪島の面事務所(町役場に相当)は5日午後0時2分と0時30分の2回、住民に避難命令を下した。面事務所は軍部隊から要請を受け、避難放送を流した後に住民を避難させた。白○島の面事務所も同時刻に避難所に移動するよう促す避難放送を流した。また、午後1時に仁川を出航して延坪島に向かう予定だった旅客船も欠航となった。

◇健保地域加入者対象 自動車に課す保険料来月にも廃止へ

 政府と与党「国民の力」は国会で協議会を開き、健康保険の地域加入者が所有する自動車に課す健康保険料を早ければ来月にも廃止することを決定した。国民の力の尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表が伝えた。健康保険法施行令の改正を経て、早ければ今年2月分から保険料が廃止される予定だ。これにより、自動車に課される保険料を負担する353万世帯のうち94.3%を占める333万世帯が恩恵を受けることになる。

◇薬局や病院による医薬品買いだめ 当局が現場調査へ

 保健福祉部は、品薄になっている医薬品について大量の在庫があるにもかかわらず使用量が少ない薬局や病院・医院を対象に、管轄の自治体と合同現場調査を行うと発表した。今年の冬はインフルエンザやマイコプラズマ肺炎などの呼吸器感染症が同時多発的に流行し、風邪薬などが品薄となった。政府は流通過程での買いだめが品薄をあおる要因になったとみて、国民の不便を解消するために積極的な介入を決めた。政府が自治体とともに医薬品の買いだめなどに対する全国単位の現場調査を行うのは今回が初めて。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい