廃止公約の大統領夫人担当組織 設置を「検討」=韓国大統領室

【ソウル聯合ニュース】韓国の大統領室高官は5日、大統領夫人関連業務を担当する第2付属室の設置を検討する方針を示した。

 青瓦台(旧大統領府)には大統領夫人を補佐する第2付属室が設置されていたが、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は同室の廃止を公約に掲げ、現在の大統領室には存在していない。尹大統領の金建希(キム・ゴンヒ)夫人関連業務は第1付属室と第2付属室を統合した付属室が担当している。

 同高官は「第2付属室は大統領が設置しないと公約したため今まで設置しなかったが、国民の大多数が設置したほうが良いと考えるなら検討する」と述べた。

 また、大統領夫人や大統領の親族らの不正を調べる特別監察官に関しては、「与野党の合意で特別監察官を推薦し、送ってくるならわれわれとしては指名するしかない」と述べた。大統領所属だが独立した地位を持つ特別監察官のポストは2016年から空席となっている。

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