韓国当局者「北は韓国社会の分裂狙っている」

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は4日、報道陣に対し、北朝鮮が先月末の朝鮮労働党中央委員会総会に続き、年初から金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長の談話などを通じて、韓国に対する威嚇と罵倒を続けながら朝鮮半島の緊張を高め、韓国社会を分裂させようとしているとの見方を示した。その上で、「こうした内政干渉の試みが昨年から執拗(しつよう)に行われてきた」と指摘した。

 同当局者は「このような北の振る舞いは、われわれの自由民主主義体制を揺るがそうとする体制転覆戦術の一環」だとの見方を示した。

 韓国で過去の総選挙前に起きた北朝鮮の挑発の例を列挙し、「わが国民が北による総選挙介入をはっきりと認識し警戒心を持つことが重要だ」と強調した。

 また「政府は、韓国社会の分裂を図ろうとする北の不純な試みを断固として排撃し、そのような試みは決して成功できないことを明らかにする」とし、「(北朝鮮が)わが国の内政に影響を与えようとする無駄な試みを直ちにやめるべきだ」と述べた。

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