【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が4日発表した昨年12月末の外貨準備高は4201億5000万ドル(約60兆円)で、前月末に比べ30億7000万ドル増加した。増加は2カ月連続。
韓国銀行の関係者は、増加の要因について「米ドル安により米ドル以外の外貨建て資産のドル換算額が増え、金融機関の外貨預り金も増加した」と説明した。
項目別では、国債や社債などの有価証券が前月末に比べ16億ドル増の3736億7000万ドル、預金が13億8000万ドル増の219億8000万ドル、国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)が2000万ドル減の150億8000万ドル、IMFリザーブポジションが1億1000万ドル増の46億3000万ドルだった。金保有は47億9000万ドルで、2013年2月から変動がない。
韓国の外貨準備高は12月末現在、世界9番目の規模。1位は中国(3兆1718億ドル)、2位は日本(1兆2697億ドル)、3位はスイス(8164億ドル)だった。