韓国 けさのニュース(1月3日)

◇最大野党がきょう議員総会 李代表襲撃事件の対策協議

 革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が襲撃された事件を受け、同党は3日午前、非常議員総会を開き対策を協議する。李氏は前日、訪問先の南部・釜山で60代の男に首の左側を刃物で切りつけられ、釜山大病院で応急治療を受けた後、ソウル大病院に搬送された。内頸(けい)静脈の損傷が確認され、約2時間にわたって手術を受け、現在は集中治療室に入っている。

◇昨年の出生登録数23.5万人 過去最少

 行政安全部の統計によると、昨年の住民登録に基づく出生登録は計23万5039人で、過去最少を記録した。出生登録は昨年6月に2万人を割り込んでから2万人台を回復できず、9月には初めて1万7000人台に落ち込んだ。10月には2万346人と小幅増加したが、11月には1万8405人に減少。12月には1万6996人まで減り、初めて1万7000人を下回った。急速な少子化が続く中、新型コロナウイルス感染症の流行により結婚を控える傾向が数年間続いたことが出生登録数の減少に影響を及ぼしたと分析される。

◇金与正氏が尹大統領の新年あいさつに皮肉 北の核戦力増強に「正当性与えた」  

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は2日、「大韓民国大統領に送る新年メッセージ」と題した談話を発表し、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の新年あいさつを取り上げ「われわれに、より圧倒的な核戦力確保へ拍車をかける正当性を与えてくれた」と主張した。尹大統領が今年も北朝鮮の軍事的増強に「寄与」する姿勢を示したとして「もろ手を挙げて歓迎する」と述べ、韓国で安全保障不安が日常的に生じているのも「全面的に尹大統領の功労」と皮肉った。

◇韓米の金利逆転現象今年も続く見通し 最長記録更新へ

 米国の政策金利が韓国の政策金利を上回る金利逆転現象は今年末まで続く見通しで、最長記録の更新が確実視されている。韓国銀行(中央銀行)によると、韓米の政策金利の逆転現象は一時的に金利差がなかった2022年8月を除き、同年7月から今月まで19カ月間続いており、このままだと今年9月にこれまでの最長記録を更新することになる。米国と韓国の政策金利の逆転幅は、昨年7月から今月まで過去最大の2.00%を維持している。

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