ソウル中心部で年越しイベント 10万人の人出見込み=市は安全対策

【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル中心部の鍾路区にある普信閣~世宗大路一帯で、大みそかの31日午後11時から来年1月1日午前1時まで除夜の鐘突き行事や新年のカウントダウンなどが実施される。今年は昨年の2倍となる約10万人の人出が予想されており、市などは安全対策に万全を期す方針だ。

 普信閣での除夜の鐘突き行事は1953年に始まった。70回目を迎える今年は呉世勲(オ・セフン)ソウル市長のほか、市民代表12人ら計22人によって鐘突きが行われる。

 市民代表の中には今年8月にソウル近郊の京畿道城南市内の商業施設で発生した無差別襲撃事件で被害者の救助にあたった市民らが含まれる。世界的な影響力を持つ海外出身のユーチューバーら6人も鐘を突くという。

 世宗大路でのカウントダウンイベント会場では新年を祝う公演が開催され、事前の申し込みなしに誰でも鑑賞できる。

 ソウル市は約10万人が集まると予想し、市や鍾路区の職員のほか交通整理員、安全を管理する人員を約1100人配置する。人出が昨年の2倍と予想されることから、安全に関する人員も倍にした。

 カウントダウンイベントの様子は東大門デザインプラザ(DDP)やソウル市のユーチューブチャンネル「ライブ・ソウル」などでもライブ中継される。

 これらイベントのために地下鉄とバスの運行が元日の午前2時まで延長される。ただ混雑緩和のために午後11時から午前1時まで普信閣に近い鐘閣駅を無停車とするほか、光化門駅も午前0時から午前2時まで出入りを規制し、近くの駅に地下鉄利用者を分散させるという。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい